旅するアニメトロ

Over the rainbow, Over the dimension.

日記

9月 23

[日記] 海芝浦でカオルを救い、横須賀メシを食らい尽くせ!

今月 13 日より、神奈川県横須賀市で飲食店を中心とした 9 店 (+シークレット 1 店) で「軍艦メシ」なるイベントが行われるとのことで、TV アニメ「たまゆら」を通じて知り合い、私と同じくゲーム「艦これ」提督 (プレイヤー) でもある友人とともに、ちょっと行ってみることにしました。

参加店のうちランチ営業する店舗は 11 時からなので、まずは公開されている中で唯一の飲食店ではない YOKOSUKA 軍港めぐりの始発便である 10 時の出港に乗ることに。しかし軍艦メシの情報が公開された時には、すでに 3 連休で軍港めぐりの予約は満員。仕方ないので朝 9 時からの当日券の販売に並ぶことにしました。

駅名票とはいえ、9 時の販売に始発で出かけるのは早すぎる。ならばと思いついたのが、その前に早朝舞台探訪をしよう! TV アニメ「RAIL WARS!」3 話に登場した JR 鶴見線の海芝浦 (うみしばうら) 駅。ここ、以前から行ってみたかったのです。調べてみると京急線の花月園前駅から、この鶴見線の国道駅まで徒歩 5 分の距離。国道! ここも前から気になっていた場所! 何という俺得ルートなんでしょう!

海芝浦駅というわけで京急線を途中下車、国道駅まで歩き 7:07 発、海芝浦行きに乗車。3 両編成の電車は 10 分ほどで終点、海芝浦に到着し、3 分の折り返し時間でホームを去って行きました。この見送った電車と、次の同じく 3 分停車で国道に戻る 7:40 発をバックに RAIL WARS! 作中のシーンを撮らねばならず、私の海芝浦の合計滞在時間は 20 分ほどでした。

さて、この海芝浦駅。各種メディアでも珍しい駅として繰り返し取り上げられ、その名をご存じの方も多いかもしれませんが、実際に訪れるには注意が必要です。まず駅の立地が隣の新芝浦駅と並び東芝京浜事業所の敷地内にあり、原則として関係者以外は外に出られません。駅の出口にあるゲートは自動改札でなく、工場へ入るための社員証の読み取り機です (改札機は別途ホーム端に IC カード専用の簡易型が設置されています)。また、鶴見線は京浜東北線と接続する鶴見の他はすべて無人駅ですが、海芝浦駅の出口には同社の守衛がいます。

このような性質から、朝夕の通勤時間帯のほかは海芝浦を発着する電車は極端に少なく、横浜市内の駅でありながら日中は 2 時間に 1 本しかありません (2014年9月現在)。ダイヤを知らず向かうと途方に暮れることになりかねないので、事前の確認はお忘れなく。

案内板けれども、そんな「不自由な駅」でありながら、海芝浦には人々を魅了する風景があります。それは名の通りの海。電車の到着するホーム足下には波が打ち寄せ、目の前には船舶の行き交う京浜運河。さらに 1995 年、東芝の計らいにより当駅に隣接し作られた海芝公園は、東京湾を一望でき夜景の美しさでも人気。ただし開園時間は 9:00~20:30 で、特に土休日の終電は 21 時前なので夜景が目当ての方はご留意を。

海芝公園

国道駅前ちなみに鶴見線は元々、鶴見臨港鉄道という私鉄でしたが戦時に国有化され、国鉄の JR 移行を経て今に至っています。そのような経緯から、他の首都圏 JR 線では珍しい作りの駅や構内踏切などが残る独特の沿線風景が見られ、特に国道駅などは戦前の開業時そのままを現代まで残しています。外壁に米軍機の機銃掃射の痕が残り、様々な映画やドラマのロケ地ともなった異様ともいえる雰囲気の高架下などは、海芝浦に加え是非訪れてほしい鶴見線の見所です。

国道駅 1 国道駅 2 国道駅 3

なお鶴見線は JR 同士でありながら、他線と接続する鶴見と浜川崎の両駅で途中に改札があります。Suica などの IC カードの場合それぞれの駅でタッチの取り扱いが異なりますので、案内表示に従って乗り換えてください。

そんな横浜の都会からほど近い鶴見線にて非日常を味わいつつ、再び国道から花月園前駅へ。実はここ、全国でも有数の鉄道路線密集スポットなんですよね。隣接する花月園前踏切は、京急に加え横須賀線・京浜東北線・東海道線と、さらに東海道貨物線と交差する開かずの踏切。花月園前駅から伸びる、踏切と同じく長い跨線橋からはひっきりなしに行き交う各線の列車を眺めることができます。惜しむらくは写真を撮るにはフェンスが目障りなことですが…。

花月園前踏切 花月園跨線橋から

YOKOSUKA 軍港めぐりに乗船して、霧島ドロップだいぶ途中で油を売ってしまったため、本日の目的地横須賀の汐入で、京急を降り軍港めぐり券売所に着いたのは 8:50 頃。すでに 9 時の販売開始に行列ができており、10 時の便を確保できるか不安でしたが、何とか当日券をゲットしました。この日は前夜に多くの海自艦が出港してしまい艦艇の数は少なかったのですが、その代わり乗船ガイドからいろいろと雑学 (雑談?) を聞くことができました。横須賀に横浜ベイスターズの練習場があるなんて知りませんでしたし…。

潜水艦 護衛艦てるづき 海洋観測艦にちなん 掃海艇ちちじま 護衛艦やまゆき・ゆうぎりと試験艦あすか イージス艦きりしま

艦艇カレーと村雨入港ぜんざい @ サスケハナ軍港めぐり汐入ターミナルに戻り、窓口にて最初のノベルティ「霧島」をゲットすると、ちょうど 11 時のランチ営業が始まる時間…ということでサスケハナ (サイトは準備中のよう) で艦艇カレーと村雨入港ぜんざい! オープンしたばかりのお店で看板もわかりにくく、こちらにスマホの地図で行かれる方は当面、店名でなく住所で検索した方が良さそうです。

食後は汐入駅前のどぶ板通り入り口にオープンした Cafe Mikasa で一休み。海芝浦への寄り道のため朝食もとらず始発で出たので、ここで午前の対戦相手と艦これ演習をしてみたり。横須賀まで来て我ながら何をしているのやら…。

雪風 日中台ラーメン セット @ 上海亭 横須賀中央店ところで今回の軍艦メシ、約 2 週間の開催期間に対し参加店は 10、うち軍港めぐりとシークレットを除いた飲食が 8 店舗ですから、私のように他県から訪れると 1 日複数回らなければとてもコンプリートなどできません。というわけで、本日次に訪れたのは横須賀中央の上海亭、メニューは雪風 日中台ラーメン セット。の丸チャーハンに華そば、そして湾土産としてもよく知られるパイン ケーキがついて、日本・中国 (上海)・台湾と 3 カ国で活躍した駆逐艦雪風を表現したそうで、なかなかユニーク。

そして上海亭を後に、腹ごなしに向かったのは、いったん横須賀中心エリアを離脱し、京急追浜 (おっぱま) 駅。ここは例のゲームの「提督」には、そのデレ台詞の多さからダメ司令官製造器などと呼ばれている駆逐艦と同名の雷神社があることで知られます。もっとも漢字が同じだけで、駆逐艦・雷とも同じ名を持った海自護衛艦「いかづち」とも、特に関連を示すものは残念ながらありません。さらには地元での読みもいかずちでなくかみなり神社と呼ばれる場合があり、果たして駆逐艦 (や護衛艦) と何らかのゆかりがあるのかは、ちょっと謎です。

艦これ雷 雷神社

雷海苔だんだん @ うれしたのし屋それでも、ここにいわゆる痛絵馬を奉納するファンは少なくない模様。そして、そんな雷神社のある追浜うれしたのし屋で今回提供されるのが「雷海苔だんだん弁当」。調べたところこの海苔だんだん、昔から横須賀に伝わるご当地の味なのですね…これは知らなかった。こういった思わぬ発見があるのも、イベントの醍醐味ですね。

伊 8 日独仏ポトフ @ やんちゃ屋 横須賀中央店さて、本日最後ですが、再び横須賀中央に戻り、今度は居酒屋・空母信濃…へ向かったのですが、残念ながらこの日は予約で満席。それならと、さらなる軍艦メシ参加店で入ったのが、やんちゃ屋 横須賀中央店で、メニューは「伊 8 日独仏ポトフ」。これまた和風のスープとドイツといえばのソーセージに、潜望鏡に見立てたフランス パンを添えて潜水艦・伊 8 が行き来した 3 カ国をイメージ。ゲームでウチの艦隊、まだ伊 8 いないんですよね…早く来てくれないかしら、はっちゃん。

前夜も遅かったのに早起きし寝不足なのに、最後のやんちゃ家ではサワーも付けちゃったので、すっかりフラフラになり、この日はここでお開き。実は翌日も鎌倉を経て、再び軍艦メシに参戦したのですが、ちょっと長くなりすぎましたので、その話は別のエントリーに分けることにしましょう。また次回!?

8月 23

[日記] μ's の決断を下し、人気アーティストを警護し、下田でキャンドルを

静岡県下田市にて、毎年 8 月恒例のキャンドル カフェが今年は 1~3 日に行われるとのことで、2 日の土曜日に行ってきました。

TV アニメ「夏色キセキ」にて、初めて下田を訪れたのが 2012 年。作中で描かれていたキャンドル カフェを見に行きたいと思うも、一昨年はタイミング悪く夏風邪でダウン、去年も都合により行けずと悔しい思いをしましたが、ついに今年はチャンスが巡ってきた!

…と思っていたのですが、この日は早朝から他作品の舞台探訪もしつつ下田に向かうつもりが、寝不足続きで盛大に寝坊。すでに日差しは高く気温は殺る気マンマンです。

青春 18 きっぷ入鋏印しかし、毎年行われているとはいえ、もしかしたら来年のキャンドル カフェは雨で中止になるかもしれないし、何より来年の私が行ける保証はどこにもない。ならばどうするか? もちろん、照りつける太陽に抗 (あらが) い出かけるのみです!

国府津海岸かくして私は、手持ちの青春 18 きっぷの残りを手に、東海道を下ることになりました。この時すでに正午近く。そして途中ダイヤ乱れに翻弄されつつも、まずやってきたのは JR 東海の縄張りである御殿場線と接する、国府津 (こうづ) 駅。ここはアニメ「ラブライブ!」2 期 11 話でμ's が重大な決断を下した海が、駅の前にあります。

ウィルコム解散もとい合併…じゃなかった、μ's 決意の地ナウそして、海水浴シーズンにもかかわらず人影まばらだった国府津海岸で、旅するイエデンワを始めるワタクシ。何をやってるんですかね? そういえば、ここでμ's も重大な決断をしましたけど、PHS のウィルコムも今月、解散もといイーモバイルと合併という決断をしましたね…(すごくどうでもいい)。

証明写真機浜辺を後に、国府津駅前で写真を撮る機械の写真を撮る (ラブライブ! に登場した証明写真機の撮影) という、傍目には怪しい以外の何物でもない作業を終えると、再び東海道線に乗車。

白糸川橋梁 1国府津から下って 4 駅目、東海道本線唯一の無人駅、根府川 (ねぶかわ) で降り歩いて向かったのは白糸川橋梁 (きょうりょう) です。この鉄橋、かつて「撮り鉄」には有名な東海道線の撮影スポットでしたが、1986 (昭和 61) 年に起きた山陰本線の余部 (あまるべ) 橋梁列車転落事故を受け、現在は強風対策のフェンスが設置されてしまいました。しかし、そのような場所柄もあってか、TV アニメ「RAIL WARS!」の 4 話では冒頭から登場。

白糸川橋梁 2列車の撮影には適さなくなりましたが、間近で見ると、真っ赤に塗られた骨組みが青い海と緑の斜面に映え、とても美しい鉄橋です。

駅に戻ると、なにやらラブライブ! のねんどろいどを手に写真を撮る先客の姿が…そう、ここ根府川は先ほどの国府津海岸から穂乃果たちがやってきた駅。実際にアニメ各シーンで描かれていた背景とカメラの構図を合わせてみると、その再現度の高さに驚かされます。構内の注意書きなども正確に描かれており、11 話制作に当たってはここまでロケハンに来たものと思われます。

しかし、こんな都内から離れた駅をラブライブ! に登場させたのはなぜでしょうか?

根府川駅その答えとなるのは今日あの場所で海を見たのは、私たち 9 人だけ。この駅で今こうしているのも、私たち 9 人だけというエリーチカこと絵里の台詞です。駅に 9 人だけにするには、係員のいない無人駅でなければなりません。ちなみに海の家や屋台といったものが皆無のためか、私が訪れた際の国府津海岸には海水浴客もほとんどいませんでした。多くの作品で海といえば登場する江の島などは、オフ シーズンでもサーファーなど人が絶えません。μ's だけを演出するには、根府川と国府津海岸は相互の距離からも好都合だったのでしょう。

オレンジ ビーチさて、根府川の次は、熱海で伊東線に乗り換え、やってきたのは伊東駅。ここで RAIL WARS! 4 話登場カットの回収再開です。ホーム上を適当に撮ってる間に、ちょうど作中に登場した特急踊り子の 185 系がやってきたので、それも撮影。駅から徒歩 5 分の伊東オレンジ ビーチにも行ったのですが、この日は台風接近の影響で風が強く、巻き上がる砂ぼこりに負け早々に退散。

キャンドル カフェ IN 下田割引往復乗車券駅に戻ると、前日に下田キャンドル カフェの 3 日間限定で割引往復乗車券を販売中という情報を得ていたので、物珍しさもあってみどりの窓口で購入しました。そして、いよいよ下田に向け伊豆急に乗車。

本日の最終目的地、伊豆急下田に着くと、すっかり日は暮れ真っ暗でした。改札内窓口で切符を提示し、なんとまだ配布していた夏色キセキのポスト カードを受け取ると、まっすぐキャンドル カフェの会場へ。

そして到着したペリー ロードはキャンドルの光にあふれ、たくさんの露天が並び、行き交う人々で賑わっていました。やっぱりというか、カップルと家族連ればかりで、ちょっとセンチメンタルな気持ちで私はカメラのシャッターを切っていましたけれども。

キャンドル カフェ 1 キャンドル カフェ 2
キャンドル カフェ 3 キャンドル カフェ 4
キャンドル カフェ 5 キャンドル カフェ 6
キャンドル カフェ 7 キャンドル カフェ 8

家を出たのが遅すぎ、さらに寄り道も繰り返したので、あっという間に近づく東京方面終電の時間。この日は最後に、夏色キセキにも外観の登場したペリー ロード沿いの喫茶店ペペにてカレー ライスをいただいて帰ることにしました。ここも私の訪れるタイミングが悪く毎回定休日だったので、以前から来てみたかったのです。

ペペのカレーお店の方はもちろん、アニメについてはご存じ。私が 2 年ごしの念願かなってキャンドル カフェに来たことを話すと、実はガルパンの大洗に行ってみたいと思っている (笑) など様々な話をしてくださり、中でも印象的だったのはまとめブログの「ご当地」アニメの成功と失敗について。いわゆる「円盤」の売れなかった下田は失敗の分類だった事を気にされていたのですが、単純にその売り上げだけで成否を決めつけていた記事には、私としても強く違和感を感じました。だって、今もファンは下田に集うし、有志の企画列車の運行に、作中に登場した伊豆急も協力してくれる。都内の大手私鉄じゃこうはいかないだろうし、そういう地域の活動を無視して BD/DVD セールスだけで評価するのはどうなのか。

しずおかコーラ夏色キセキについては確かに一部ではネガティブ評価もありましたが、私が思うにそれは関心の裏返しだと思うのです。逆に言うと「ご当地」最大の敵は無関心であり、無視され忘れ去られること。これだけ数多くのアニメが放送される昨今「ああ、そんなアニメもあったな」と知られ、ひっきりなしに新しい巡礼者は訪れなくとも、根強いファンがいる。それだけで、作品が生まれ、放送されたことに意味があるのではないかと、自分は考えたいのです。だって、そうでなければアニメから 2 年も過ぎて下田に来る物好きなどいなかったんですから、私のように! どうやらペペのカウンターに座っていた私の隣も同業者さんだったみたいですし。

アニメと地域の関係、その評価の難しさを感じつつ、これまた夏色キセキに登場した駅前のローソンでしずおかコーラなる飲料を見つけ、それを手に本日は伊豆急下田を離脱。今度はもっとゆっくり、暮れゆく空に映えていくキャンドルを日没前から見たいな…できることなら、一緒に歩いてくれる、彼女を見つけて。

…などと思いながら瓶を傾けた、緑茶成分を含むしずおかコーラは甘さの中に、ちょっと渋みがあったような、そんな気がしました (おわり)。

9月 1

[日記] 朝の江の島・午前の和田塚・午後の鎌倉、そして夜の江の島

先日の青い花×江ノ電フェア、翌週の TARI TARI スタンプ ラリーに続き 8 月の最終日、3 度目の江の島と鎌倉に行ってきました。

江の島 1day パスポートと鎌倉・江の島パス今回の切符は前回までと変えて、最初に新宿で小田急の江の島 1day パスポートを買い、藤沢へ。ここで JR の鎌倉・江の島パスを購入するという合わせ技にしました。この 2 枚を組み合わせると、江の島・鎌倉フリーパスの範囲に加え、湘南モノレールも乗り放題。そして江の島にある、サムエル・コッキング苑およびシー キャンドル・江の島エスカー・岩屋の 4 カ所が 1 日何度でも出入り自由になります。

江の島江の島 1day パスポートは藤沢~片瀬江ノ島間は乗り降り自由なので、JR の鎌倉・江の島パスは買いましたが、再び藤沢から小田急に乗り、まず片瀬江ノ島へ。人の少ない早朝のうちに、前回撮り損ねたり、人混みの中だった写真を撮り直しました。あと、3 回目の江の島にして初めて、旅するイエデンワを決行! 早朝ながら、サーファーの兄ちゃんにガン見されて恥ずかしかったです。

発信し TARI、着信し TARITARI TARI キー ビジュアル カットにて。発信し TARI、着信し TARI (クリックで拡大)。

ここで、ようやく先ほどの鎌倉・江の島パスを取り出し、江ノ電の江ノ島駅から和田塚に向かいます。終点の鎌倉の 1 つ手前、この駅は青い花 8 話「恋は盲目」で、杉本先輩にあきらが連れて行かれる甘味処があります。

無心庵クリームあんみつ門が線路に面し、レールをまたいで出入りするという普通では考えられない入り口も、江ノ電沿線ならでは。有名店のため日中は行列するそうで、この日は開店と同時の一番乗りで、作中に登場するクリームあんみつを堪能してきました。定休日や営業時間、その他のメニューはお店のサイトに記載があるので、訪れる前の確認をおすすめします。

北鎌倉駅浄智寺和田塚を後にした次は、再び江ノ電に乗り鎌倉へ。JR 横須賀線に乗り換え 1 駅、北鎌倉で降りました。ここは青い花 1 話「花物語」に登場するあきらの通学路と、TARI TARI で沖田紗羽の家のモデルとなっている浄智寺 (じょうちじ) の最寄り駅となっています。それぞれ反対の方角のため、双方を回るには少し歩きますが、駅前の特徴的な風景も意識しつつ、散策してみてください。

ここで困ったことに私は前記の通学路を経て、浄智寺に着いたところで急に体調が悪化…というのも実は前夜、撮影ポイントの下調べて寝たのが 3 時過ぎ、始発で出るため 4 時前起きと、30 分弱しか寝ていなかったのです。おかげで暑さにやられ気持ち悪くなってしまいました…。

江の島岩屋しかし熱中症の可能性も考慮し、スポーツ ドリンクを摂取しつつ江ノ電で座って江ノ島まで戻ったところ、何とか気分は回復。そして、そうと来れば TARI TARI スタンプ ラリー再び! すでに午後を過ぎ、スタンプの引き替えは 16 時半までですから、急いで江の島を回らねばなりません。さっきまでへばっていたのに、我ながら何をしてるのやら。

江の島エスカー幸いこの日は小田急の江の島 1day パスポートを買っていましたから、エスカーも乗り放題。このエスカー、以前はどんな乗り物かと思い、要するに江の島の頂上に至る有料のエスカレーターと知った時は、その料金への反抗心から毎回階段を駆け上がっていました。しかし今日はコンディション整わぬ体をむち打って階段を使わずとも、切符にコミの料金で何度でもエスカーが使える! 1day パスポートを買っておいてよかったです。

湘南江の島駅エスカーも使い、時間ぎりぎりで何とかスタンプ ラリーを終えた後は、JR の鎌倉・江の島パスを使い、TARI TARI 第 3 話「振ったり 出会ったり」に登場した湘南江の島駅より、湘南モノレールに乗車。

このモノレール、今回初めて乗りましたが、民家を眼下に走っていると思ったら木々の緑に突っ込み、トンネルあり高低差あり、しかも全線単線なのに速度も出すので、まるでジェットコースターのよう。鉄道趣味的にも、なかなか興味深い路線でした。

そしてモノレール乗車の目的は、西鎌倉駅から前回訪れることのできなかった、井汲さんの通学路の階段を探すこと…だったのですが、残念ながら見つけられずタイム アップ。湘南江の島に引き返しました。

さて、なぜ時間切れで引き返したかと言うと、この日は江の島岩屋が 18:00 までで、それまでに入場したかったから…なのですが、西鎌倉で油を売りすぎたため間に合わずorz 暮れゆく江の島の海で、途方に暮れる私…。

仕方ないので最後に、夜のサムエル・コッキング苑とシー キャンドルを見て帰ることにしました。8 月最後の今日まで、コッキング苑および島内は江の島灯籠を実施しており、さらにこの日は 3 年に 1 度程度訪れる、ブルームーンという同月中に 2 度満月の起こるタイミング。シー キャンドルから見下ろす相模湾の波に砕ける明るい月も、園内から弁天橋に至る帰途の灯籠の数々も、とても幻想的でした。

江の島シー キャンドルからの夜景 コッキング苑から見たシー キャンドル

江の島灯籠 1 江の島灯籠 2 江の島灯籠 3 江の島灯籠 4

昆明広場なにやら園内に中国様式の空間があり、これは何? と思ったのですが、藤沢市の友好都市である中国昆明市より寄贈された四阿 (あずまや) との事。

リボン シトロンそして園内の自販機で買ったリボン シトロンが、なぜかペルソナ 4 だった…。

目白山下江の島を去る際には、再び湘南モノレールに乗車。目白山下駅で下車し、TARI TARI 第 8 話「気にしたり 思いっきり駆け出したり」で紗羽が父親とタクシーで帰る道を撮って、本日は撤収。そのまま終点の大船まで出て、横須賀線で鎌倉に戻り、江ノ電で藤沢まで乗り通し小田急に乗るという、ずいぶん無駄な乗り鉄をしながらの帰路でしたが…。

  • TARI TARI 第 8 話 舞台探訪 (聖地巡礼): 目白山下駅周辺 (後日掲載)

いやはやしかし、舞台探訪においては訪れるポイントや順序に撮影角度などもですが、何より体調管理はきわめて重要ですね…今回それを痛感しました。せっかくのルートとタイムテーブルを構築しても、体を壊してへばっていては元も子もない。今後は、このようなことのないよう自己管理を徹底したい次第…。

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