7月28日から8月12日まで行われた「青い花×江ノ電フェア」では、江ノ電・江ノ島駅から徒歩約 3 分のえのでんはうすで、青い花グッズも販売されました。
私が訪れた時にはすでに売り切れていたものも少なくなかったのですが、入手したアイテムの中から、こんなクリア ファイルを。
グッズの定番といえるクリア ファイルですが、ベタっとアニメ絵が一面に描かれているのが多い中、このような図案化されたパターン デザインというのは、意外と珍しいのでは? このイラスト、今回のフェアのために新規で作られたものだとか。
裏表ともデザインは同じなのですが、よく見ると電車の行き先がすべて異なっており、江ノ電の全 15 駅が記されています。
ん? 15 駅? でも、このプリント パターンだと、裏表で 16 駅になってしまうはず。いったいどうなってるの!? もしかして、ダブってる駅がある?
正解はこちら。15 駅に加え、作中に登場する架空の「藤が谷」駅が行き先になっているのでした。一見、何の変哲もないデザインのようで、これは江ノ電を利用したことのある青い花ファンでなければ気づけない。なかなか素敵な遊び心だと思いませんか。
ちなみにその藤ヶ谷駅、全くの架空かと思いきや、えのでんはうすのフェアの展示によると、実は昭和 19 年まで存在した駅名だそう。これは知りませんでした…。
ただ、その場所は現在の鵠沼駅と柳小路駅の間で、藤が谷女学院の外観のモデルとなった鎌倉文学館とは離れています。青い花では、地名だけを学校名に採用した感じでしょうか。
なお江ノ電は一部、夜間に電留線のある江ノ島や検車区のある極楽寺行きなどの設定がありますが、ほとんどの列車は藤沢~鎌倉間を通しで運転します。単線で行き違い設備のない駅も多く、クリア ファイル記載の全行き先が存在する訳ではないので、念のため…。