TV アニメ「少女たちは荒野を目指す」より、京急本線・金沢文庫および金沢八景駅と周辺を紹介します。
八景島など、その他の舞台については以下を参照してください。
金沢文庫駅
京急線の下り快特電車で横浜より 2 駅の、神奈川県横浜市金沢区にある駅。首都圏の方は作中の京急電車でおわかりかと思いますが、石川県金沢市ではないのでお間違いなく。
(OP)
実写取り込みらしきオープニングの 1 カット。金沢文庫駅西口の階段上 (改札外) から。
(2 話)
東口タクシー乗り場付近、すずらん通り入り口。
金沢八景駅
前出の金沢文庫から下り三崎口 (みさきぐち)・浦賀方面の隣駅。1 話の八景島に向かう横浜シーサイド ラインの乗り換え駅でもあります。
(3 話)
駅改修工事に伴い、青い屋根は無くなっている。
改札口手前の左手。
自動改札機も工事の関係で、作中より構内に移動していました。
改札内、下り三崎口・浦賀・新逗子 (しんずし) 方面 1・2 番線ホームへの階段と、上り 3・4 番線ホームへの通路 (一部工事中)。
こちらも 1・2 番線ホームですが、やはり工事により列車案内表示が移設されています。
(OP)
同じく 1・2 番線ホームの横浜・品川寄り、金沢文庫と同様に実写のオープニング カット。工事に伴い自販機が移動しており、完全に同一には撮れず。
金沢八景駅前交差点
(OP)
オープニング実写カット、京急線・金沢八景駅前から横浜シーサイド ライン金沢八景駅へ向かう歩道橋。
(4 話 ED)
現在のシーサイド ライン金沢八景駅は仮設であり、周辺の再開発とともに今後は京急の駅寄りに路線を延伸し移設される予定です。次の金沢八景ビルとともに、この歩道橋も作品の舞台としては将来的に失われる運命にあります。
(1 話)
文太郎のマンションとして描かれた駅前の金沢八景ビルですが、老朽化に伴い今年 2 月より解体工事が行われているようです。ちなみに作中では天気予報などを表示するデジタル サイネージ (?) が描かれていますが、そのようなものは古い建築なので実際のビルには存在しません。(追記: 2016年7月31日) 残念ながら、このビルは取り壊され現在は更地となっていました。
横断歩道を渡った向かい側から。
歩道橋のシーサイド ライン駅寄りから。高さが絶対的に足りないのはご愛敬。
このほかにも 7 話などに駅前の様子が描かれており、過去の Google ストリート ビューなどを参照すると、本作が実在の風景をよく再現していることがわかります。しかし金沢八景駅前は再開発に伴い、多くの建物が取り壊されてしまいました。
ゲーム原作の本作は、放送よりだいぶ前にロケハンされたとみられ、現在その登場シーンの多くが消失してしまっている (そして今も消失が進んでいる) のは残念なところです。
枇杷島 (びわじま) 神社 (1 話)
金沢八景ビルの裏手ともいえる、陸から参道が延びる小島にある、枇杷島神社の敷地からの風景。
海上を走る高架橋は横浜シーサイド ライン。右手前が金沢八景駅で、左奥が八景島方面。
金沢八景南口交差点 (4 話)
掲載しておきながらアレですが、左側の建物以外あんま合わないような気がしないでもない (適当)。
瀬戸神社前交差点 (7 話)
新瀬戸橋 (7 話)
道路がカーブしていますし、完全に作中同様に撮るのは無理だと思います。
姫ノ島公園前交差点 (7 話)
交通量があるので、撮影の際は車両に注意。
京急サニー マート付近 (7 話)
サーティワン アイスクリーム京急サニー マート店。
泥亀第一歩道橋。地平のどちら側から撮っても背後に建物が写り込むので、作中のように青空だけが背景の写真にはなりません。
乙舳 (おつとも) 子どもの遊び場 (公園) (5 話)
金沢八景の東、平潟湾向かいの野島にある小さな公園。
金沢八景駅からは歩くと 15 分ほどかかりますが、運賃を気にしない (片道 230 円) ならシーサイド ラインに乗り 1 つめの野島公園駅からすぐです。
金沢文庫第 2 踏切
金沢八景駅の北側、横浜・品川方面寄りの踏切。
(2 話)
奥に見えるのは横浜市立大学金沢八景キャンパス。
(9 話)
その横浜市大側から反対向きに。もう少し左側から撮るべきですかね。
車・人 (自転車)・列車すべての往来が多い踏切なので写真撮影の際は事故に注意し、警報器が鳴ったら速やかに遮断機の外へ出てください。
踏切の横浜市大側。
金沢高校付近
金沢文庫第 2 踏切から横浜市大前の道路を、さらに北に進んだ付近。
※作中の学校と同じ場所は実際に横浜市立金沢高校となっていますが、一般に公開されている場合を除き、関係者以外の校内への立ち入りは絶対にやめてください。登下校時間帯や授業・部活動中など不審に思われかねない行動は取らないよう、十分な配慮をお願いします。
(2 話)
このマンションが背景に見えるシーン、実際にも作中でも高校より北の位置なんですよね…つまり文太郎、学校を通り過ぎちゃってることにw
鉄道ファンの方はご存じかもしれませんが、この場所には総合車両製作所 (J-TREC、旧・東急車輌) という鉄道車両メーカーがあります。上のシーンで見える緑色の路面は京急の本線から、その総合車両製作所へ分岐する線路で、JR や京急を含む私鉄各社に納品する新車を搬出する際などに使用されます (日常的な列車往来はないので、道路との間に踏切の遮断機は設置されていない)。
なお J-TREC 敷地内は私有地であり撮影厳禁となっています。鉄道ファンの方であれば気になる車両と出会うかもしれませんが、トラブル防止のためにも構内にカメラは向けないでください。
(5 話)
道路から並行して見える京急の留置線の、文庫第 2 踏切寄り。
こちらは J-TREC への分岐線付近と、その分岐線への架線柱。道路上から作中と同じアングルでこの架線柱を撮るのは不可能ですが、鉄道敷地内には絶対に侵入してはいけません。
(9 話)
分岐線付近から南の金沢八景駅を向いて。もう少し右寄りに写真を撮るべきでした…。
ちなみに、オープニングをはじめ本作に繰り返し登場する赤い電車は 800 型という車両で、特徴的な先頭車のデザインから「ダルマ」の愛称があります。現在の京急では最古参の現役車両ですが、京急といえばコレ、というファンも多数います (映画「シン・ゴジラ」でも京急を代表する車両として登場しました)。しかし古参ゆえ、後続の新型車両への置き換えと廃車も進行しているため、本作の舞台探訪 (聖地巡礼) に訪れる方はこの 800 型も見かけたら、写真に記録しておくとよいでしょう。
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